電子ペーパー班では主に電子ペーパーの新しい表示方式の開発と、 見易さの要因追求という二種類の研究をしています。 そこで、まずはみなさんに電子ペーパーとはなにか、 を知ってもらうための簡単な説明をします。



 近年、コンピュータの普及によりペーパーレスの時代が訪れると考えられていた。 しかし実際は情報量の増加にともなって紙の消費量が増え続けている。
 そこで紙の長所とディスプレイの長所を併せ持った新しい記録媒体として 電子ペーパーという概念が生まれた。



 本研究室では新しい表示方式の研究として、次のような研究をしています。

・磁気ツイストボール表示方式を用いた電子ペーパーの研究
・ER流体を用いた新しい表示方式
・支持液に着目した電気泳動表示方法の検討
・ツイストボール表示方式における電子ペーパーの検討

以上の様々な表示方式を電子ペーパーに生かすため、日々研究しています。




 そして、見易さの要因追求班、俗称「ヒューマンインターフェース班」では、 何故ディスプレイが疲れるのか、紙はどうして見易いのか、を研究しています。ディスプレイが疲れる要因として様々な原因がありますが、 今現在「これ」といえる疲労原因は明確になっていません。 また、紙も同じように何故紙は見やすいといわれているのか明確にはなっていません。
 以上のことをふまえ、 私たちは様々な視点から疲労・見易さの原因に以下のようなアプローチをしています。

・紙の見易さの本質を探る研究
・ディスプレイ作業における疲労原因の検討
・電子ペーパーの目指す読みやすさの検討
・印刷物の読みやすさについての文字濃度・背景濃度に関するマップ化


 このように、電子ペーパーの普及にむけて、 新しい表示方式の検討はもちろんのこと、ヒューマンインターフェースの側面からも 研究しています。


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